Excelでヒストグラムを作成する
Excelにはデータ分析を簡単にできるようになるツールがあります。
今回はそれを使って上記のようなヒストグラムを表示しようと思います。
分析ツールの有効化
これから使おうとする分析ツールは最初は有効でないので有効にする必要があります。
まずメニューの「ファイル」を選択、左のバーの一番下の「オプション」を選択して「Excelのオプション」を表示します。
「Excelのオプション」のダイアログが表示されたら「アドイン」を選択して「設定」ボタンを選択します。
「分析ツール」にチェックをつけてOKをを選択します。
これでメニューの「データ」に「データ分析」が追加されます。
基本統計量の出力
今回例としてあるグループ12人の身長をデータとして使います。
まずは基本統計量を算出します。
Excelのシートの一行目にラベル、2行目以降に12個のデータを入れます。
メニューの「データ」の「データ分析」を選択して出たダイアログで「基本統計量」を選択して「OK」を選択します。
出てきた基本統計量のダイアログで、「入力範囲」を入力し、「先頭行をラベルとして使用」にチェック、「統計情報」にチェックして「OK」を選択します。
そうすると以下のように平均や中央値、最頻値、標準偏差などが出力されます。
ヒストグラムを表示する
同じ身長のデータでヒストグラム表示をしてみたいと思います。
まずはどのまとまりでまとめて表示するかの設定(身長階級)を追加します。
以下のように5cmきざみでまとめることにします。
メニューの「データ」の「データ分析」を選択して出たダイアログで「ヒストグラム」を選択して「OK」を押します。
「入力範囲」に身長データを選択し、「データ区間」に5きざみで入力したデータを選択し、「ラベル」と「グラフ作成」にチェックをつけて「OK」を選択します。
すると以下のように出力されます。
この身長階級の値は上限です。
なので、例えば165は160より大きく165以下の値が含まれます。
このままだと見にくいので以下の設定をしました。
- 出力された身長階級のセルを変更してとグラフの横軸のラベルを変更
- グラフの部分を右クリック、データ系列の書式設定で0%で間隔をなくす
- タイトル、横軸ラベル、縦軸ラベルの変更
- グラフエリア全体のサイズ調整
まとめ
今回ざっとやってみたましたがどうでしょうか。
割とぱぱっとできたのではないでしょうか。
ただ、グラフの見栄えの部分を調整するにはちょっと手がかかるかもしれません。
データ分析をExcelでも簡単にできるということがわかって、色々便利な機能が追加されていたんだなと改めて思いました。
他のツールなども色々使ってデータを扱っていきたいですね。